アスリートが素晴らしいパフォーマンスを見せる時、よく「フローに入っている」と表現される。
フローとは自分の動作が自分自身でなくあたかも見えない他の力によって操られている様をいう。
瞑想でいう無心の状態。
「こうやってやろう」とか「こうすればこうできる」とか私心の入る余地がないほど心と体が完全に一致した状態。
楽器の演者もフローに入ることが究極の目的。
フローに入ったパフォーマンスは魂が揺さぶられる。
上手下手はあまり関係ない。
無心の状態で、「失敗したらどうしよう」というエゴの囁きを吹き飛ばし自分そのものをさらけ出す。
それは全ての創造について言える。
日常生活や仕事でも同じ。
勇気や日々の努力が具現化され人の心を豊かにする。
それこそが我々人類が求める究極の快楽。