2024年の日本経済

マルクス曰く、「資本主義の発展により矛盾が増大すると、社会革命(社会主義革命、共産主義革命)が発生し、プロレタリア独裁の段階を経由して、市場・貨幣・賃金労働などが廃絶された新しい無階級社会である共産主義社会が生まれ、階級抑圧の機構としての国家・軍隊・戦争なども消滅する」(ウィキペディアより)

これはかなり極端で終末論的だが、資本主義が矛盾を抱えており、最悪の場合革命により国家転覆に至る脆弱性を有しているのは事実。ただし、その矛盾を是正する仕組みとして資本市場があり、矛盾が生じるたびに資本の市場価値が是正され、労働価値とのバランスを取り、そうすることで経済全体が崩壊するのを防いでいる。

日経平均株価がバブル期の最高値を上回った。これはある意味、世界が日本にベットし始めたということだろう。日本の資本投資と経済発展が世界経済を支えるために期待されている。一部の識者は、第三次世界大戦はもうすでに始まっていると言う。中国経済はピークを過ぎ、その虚構性を曝け出している。アメリカ経済もバブル化している。欧州もウクライナ戦争や行き過ぎた環境政策によってかなりダメージを受けている。そんな中、日本だけが、これまでの30年間世界から取り残されていた分なんとか健康を保っている。

世界経済が病気のときこそ日本の出番。そんな気がしてならない。

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