「どうしょうもなくダメな自分」
これとどう付き合うかが長い人生の道を決める最重要課題。
「どうしょうもなくダメな自分」は認めたくない。
認めたくないからついつい蓋をして見えないようにしてしまう。
しかしいくら見えないようにしても、心の奥でずっと潜んでいて事あるごとに顕在化する。
抑えようとすればするほど人生の邪魔をする。
時には過大な自己顕示として表出する。
時には自傷的行為として表出する。
時には他者の足を引っ張る行為として表出する。
いずれにせよそれは潜在意識からの攻撃。
認めたくない強い思いが歪んだ形で自分を狂わせる。
ではどうすればいいのか?
先ずは、過去に存在した全ての「どうしょうもなくダメな自分」を受け入れ、許してあげる。
中には潜在意識の奥深くに眠っているものもある。
それら全てを掘り起こし、今ここにいる一人の人間として許してあげる。
そうすることで心の安らぎを得ると同時に人に優しくなれる。
「どうしょうもなくダメな自分」は自分の中だけにいるのではないから。
それは古今東西老若男女を問わず全ての人の中にいる。
そして底流で繋がっている。
心理学者アドラーはいう。
「人の原動力となるのは劣等感、これを解消するために努力し、解消できないとき不幸になる。それを正しく理解し勇気に変えられるものが正しく努力ができ、それを言い訳にするものが不幸になる。」