潜在意識のハッキング:願望と欲求

願望は自分の何かを変えたいという感情。欲求は自分の内部から自然に表出する感情。願望は欲求とうまく共振することで現実化する。

人の行動の99%は潜在意識によって自動的に操作されているという。思考は現実化する、とよく言われるが、普段考えていることがそのまま自分の行動に反映され、それに合った世界が自分の目の前に繰り広げられる。普段人を騙すことばかり考えていたら、そういった人々が周りに集まり、それに合った集団が形成される。「自分はダメな人間だ」と自分に否定的な考えを持っていると、そういう自分にしかなれなくなる。そんな自分が嫌で脱したいという願望はあるものの心の声がそうさせなくしてしまう。

潜在意識というのは欲求によって支配されている。そして欲求は現状維持を好む。どんなにダイエットして痩せたいという願望があっても、ケーキを食べたいという欲求が勝つ。

だから願望を叶えたかったら、潜在意識をハックして欲求を変える必要がある。自己プログラミングだ。

その手助けとなるのが言語化と見える化、そしてその習慣化。

例えば体重を減らしたかったら先ずは毎朝起きた時に、体重を測定しエクセルに記録する。そして、ノートに「X月X日までにXX kgになっている」と書く。これを毎日続ける。1分ほどしかかからない。

これを続けていると潜在意識がハックされ毎日の行動がそれに合わせて徐々に変わっていく。やがて目標を達成することが欲求に変わる。今までなら「まぁいいか」とケーキを口にしていたのが、「やっぱりやめておこう」に変わっていく。仕事の帰りに「今日は1駅前で降りて歩こう」となってくる。

何はともあれ、見える化を続けるということが重要。願望を叶えたいと強く思うならそれがまず第一歩となる。

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